歩いて九州一周【徒歩九州一周】

2ヵ月かけて九州を歩いて1周した話

 

 

目次

 

九州一周の距離

約1500km。

これは意外にも青森から山口間と同じぐらいの距離にあたる。

結果

歩いた1500kmの内訳

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印象に残っているルートの記録

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宿代の内訳

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持ち物一覧

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スタイル

徒歩移動

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ネットカフェ泊

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感想

楽しかった。変な話1ヵ月半もあれば九州は一周出来てしまうのかと思えてしまった。

 

歩くに至るまで

①大学4年生、学生生活が終わるまでにもう一度長い距離を歩きたい…

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②九州に行ったことがなかった

③歩いて九州をまわろう!

就活は7月末に終了、卒業単位も4年前期までには全て取り終えていたので、残りは学生生活、おいては人生で”最後”の長い休みであった(老後は生きてるか不明なので)。8月は各地の山を登っていた。9月頭に出発しようとしていたがスーパー台風が上陸、見送ったのちの9月末の出発となった。

 

計画

ルート

スタート地点は小倉駅、反時計回りで一周し、小倉駅に帰ってくる。反時計回りである意味は特になかったが、右半分が本州側である為、私用が入った際にすぐに大阪に戻ることができたので結果的によかった。

一周の定義

”一周”とは曖昧である。どれだけ外周のキワを攻めて周ろうが、逆にどれだけ内側を周ったとしても、同じ”一周”。一つのゴールを目指して進むのとは違い、自分の匙加減でどれだけでも距離を短くできてしまう。定義がないために、達成感が薄れてしまう。そこで、自分が一周したと納得できるようルールを設けた。

ルール

・1000km以上歩く
・本土最西端・最南端を通過する
・対岸へ渡る際のみフェリー使用可
・観光の際のみ交通公共機関の使用可、ただし乗車地点から再スタートすること

1の1000キロは最低限一周をしたと自分で思える距離、2は外周を周る上で押さえておきたいポイント。

3は鹿児島の薩摩半島から大隅半島へ渡るために設けたルールで、フェリーに乗りたかったのもあるが綺麗に一周ができる。4は登山口までは電車バスで移動したかったため、あとから見たいと思った時に戻れるように設定した。

一周の形

長崎・熊本の島を渡るか渡らないか、鹿児島のフェリーを使うか使わないかで、踏破後の一周の形が大きく変わる。

 

長崎・熊本の島

長崎の諫早から、①佐賀方向に上がって有明海上側をぐるりと回って大牟田方向に向かうルート②島原(長崎)~天草(熊本)を通って宇土(熊本)に入るルート、③阿久根・出水(鹿児島)に入るルートの計3ルートある。

私は嬉野(佐賀)と芦北(熊本)の両方を通りたかったので①のルートを選択した。地続きの島原半島も一周しようかと考えていたが、島の丁度真ん中あたりにある雲仙普賢岳を登ったことで満足してしまった。余裕があるなら一周してみるのもどうだろう。

ちなみに天草は長崎県ではなく熊本県である。

 

鹿児島の山川・根占フェリー

桜島を挟んだ左が薩摩半島、右が大隅半島

薩摩半島から大隅半島に渡る際、①指宿(山川)から姶良市霧島市桜島の上をぐるりと回ってから南下するルート(黄色)フェリーで対岸に渡ってしまう②鴨池・垂水フェリー桜島の下)(オレンジ色)③山川・根占間のなんきゅうフェリールート(赤色)がある。

↑日置から佐多岬まで

↑2つのフェリールート(山川は指宿市山川町の山川)

私は③のルートを選択。日置から枕崎の方に南下せず鹿児島市に直接向かっているのは、鹿児島市を通過しつつフェリーに乗りたかったためこのようなルートになった。

佐多岬直行のフェリーはない。根占港からの南下になる。

 

一番一周だと思えるルートで選ぶか、或いは行きたいところに合わせてルートを選ぶか、その時の流れで決めてしまうのもありだが、余裕を持つという意味では予め決めておいた方がいいかもしれない。

 

実際にたどったルート

小倉→博多→唐津伊万里→松浦→平戸→本土最西端の地→佐世保→時津→長崎→諫早→嬉野→佐賀→大牟田→熊本→八代→芦北→出水→薩摩川内→湯之元→鹿児島→指宿→(山川・根占フェリー)→佐多岬(本土最南端の地)→鹿屋→志布志→串間→日南→宮崎→延岡→佐伯→津久見→大分→別府→(ここで一度大阪に戻る)→国東→豊後高田→行橋→小倉

 

日数

1周が約1500km。1日30km歩くとすると50日、1ヵ月半あれば一周できる計算になる。到着する目安として2ヵ月を設定した。前回分かったことだが自分の場合はある程度計画性がないと途中からダレてくる。

 

宿

お金がないのでネットカフェ一択。野宿は自身のポリシーに反するため除外。心配になったのが九州にネットカフェはどれくらいあるのかということだ。本州のようにそこら中にあるわけではないのは端から分かっていた。ネットカフェの存在が確認されていない地域ではビジネスホテル或いは同等程度の値段の民宿を使うことにした。

ビジネスホテルはネットカフェのようにそのまま入って1泊とはいかない。確実に泊まれる保証がないので、事前に予約をする必要がある。田舎の方であれば常に予約の枠が空いてる状態なのかと思いきや、その地域の宿泊施設の数が限られており、1ヵ月の予約の枠がほとんど埋まってるなんてことがあった。そのため、基本的に1週間先にはどのあたりにいるのかを把握しておき、ネットカフェがなさそうであれば早めに宿を抑えていた。

 

資金

バイト代と奨学金色々含め35万程あったので、それを資金とした。奨学金は将来の自身の借金であるため、今使っても問題はない。

 

以上。

 

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